2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ガンジーの実像

読了 ガンジーの業績、思想、各方面からの評価などを列挙して解説した本。 ガンジーの非暴力運動の働きかけがしばしば暴力的な活動に火に油を注いでいた事や、前近代や農村の美化、食品や健康などに関する(さすがにほとんど賛同者がいなかった)明らかにあ…

ビザンツ帝国史

読了 上記と同じくビザンティンの盛衰を解説した本。クロスチェック的に読む。ビザンツ帝国史 (文庫クセジュ)作者: ポールルメルル,Paul Lemerle,西村六郎出版社/メーカー: 白水社発売日: 2003/12/01メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (9件)…

生き残った帝国ビザンティン

読了 古代ローマの東西分裂から滅亡まで歴史の解説。 しかしあらためて見ると古代ローマの東西分裂から滅亡まで一千年間もの長さ。日本でいえば、600年ごろの聖徳太子の時代から1600年ごろの江戸幕府の成立まで。当然、政治のシステムや、社会経済的状況もそれ…

ウルトラマンマックス 第31話「燃えつきろ!地球!!」

「活力の過剰活性化」というアイデアを存分に生かした話。 ウルトラマンのエネルギーを消耗させてカラータイマーを早く点滅状態にした敵は今までいましたが、エネルギーを過剰活性化させて早く点滅状態にした敵は、多分今回が始めて。 予告のあらすじだと、バ…

超星艦隊セイザーX

ブレアードいじりのギャグ話に見せかけて、凄い話をしている。 以前平成セブンのノンマルト再登場の話を見たとき、なまじノンマルトの先住権問題を具体的に描いたばかりに、「現実の歴史のアナロジーのつもりなら、現実には各民族はお互い侵略したりされたり…

シェイクスピア映画論

読んでいる途中。 去年あたりから、シェイクスピア関係をぼちぼち観賞したり関連書籍を読んだりしていたのですが、演劇方面には疎いので手探り感が強かった。 それに対して図書館で見つけたこの本、知りたい事をかなり詳しく書いている。演劇・映画製作や批評…

Fate/stay night 第三話

先に聞いていた評判で不評気味だった聖杯戦争の説明臭い説明は、あまり気にならず。まあ普通ぐらい。 神父が伍長殿伯爵様で、TYPE MOON的にはネロ・カオスか。 むしろ問題は戦闘の方。ランサーの「命中したという結果の方が先にある攻撃」を、映像的にはただの…

私信

某所の状況について、生真面目なお二方へ。 どこかの討論会で、突然割り込んだ人が周囲の状況も考えずに拡声器でひたすら叫びまくって、それに対して他の参加者たちから苦情がでたら、「言論の自由だ!お前たちは言論弾圧をしている!お前たちは議論から逃げ…

古代ローマの日常生活

古代ローマの、辺鄙な地方都市国家から帝政時代のキリスト教化する前までの、衣食住とその変遷について 「古代ローマは退廃していてそれゆえに滅んだ」という安易な俗説を批判し、冷静に、衣食住や倫理通念などのの変遷を連続した変化として解説したり、それ…

おねがいマイメロディ

柊が、柊が動揺しいる!?

ゾイド ジェネシス 41話 政変

中継ぎの状況説明回という感じでパッとしないなあ。 しかし今回のルージ、ミィ、ソウタの関係、「中小企業のやり手の若手社員が皆に期待されているから家にも戻らず過労を押してがむしゃらにがんばり、残されている婚約者は、ついつい近所の一人身で気の毒な…

ケロロ軍曹

Aパートでケロロが「想定内」を連呼するのは、図らずもホットな時事ネタになってしまってるなあ。

超星艦隊セイザーX

しばらく感想を書いていませんでしたが、面白くてかえって感想が書きづらい状態。 敵側が現代の宇宙海賊を邪魔に思っても殺せない事による駆け引きの要素とか、溜めに溜めた末のシャーク隊長の登場とか、すっかり同じ赤い人のギロロ伍長のごときいじられ役に…

私信

私信。 ある掲示板で、掲示板を正常な状態に戻そうと努力されて話題をふっても、早速元凶のお子様に絡まれている、気の毒な某ネコの方へ。 ああいう手合いを実に的確に批評した方が昔々いましたので、見習って相手にしない方がいいです。他の方々もそうしてお…

新釈 戦国英雄伝説 眞田十勇士 上田城攻防

Gyaoで観賞。 ......まるでなっていない。 歴史的な事のフォローは大変細かいです。しかし、脚本、演出などがなっていない。 まず真田の上田城が圧倒的多数の徳川軍の攻撃を受けることとなりピンチという事が、全然伝わってきません。 数は作中人物の台詞で説明さ…

議論のための資質の格差

人間の行動原則の正し手を、 宗教に求めたユダヤ人。 哲学に求めたギリシャ人。 法律に求めたローマ人。 塩野七生著『ローマ人の物語』より 同書ではこの後、規範として、宗教は同じ価値観でしか共有できない、哲学はそれを理解するだけの資質がないと共有で…

感想批評における、経験や教本

ふと『ガンダムセンチュリー』を読み返していると、(25年前の)永井一郎氏がスタニスラフスキーの著作と理論を元に演技について述べているコラムを再見しました。 でもまあ、ふと思ったのが、「批評感想系の話題でこの程度の基本的な教本や理論、それを裏づ…

デパートを発明した夫婦

19世紀に始めて現代的なデパートを作ったブシコーとその事業について。 それまでは必要だから買うというのを、店の方から購買意欲を喚起するように逆転させたなど、興味深い分析が色々。 同じ著者で、同時代のフランスの新聞王ジラルダンについて述べた著作も…

クレオパトラの謎

吉村作治氏の著作で、年始のテレビ番組の元ネタと思われるもの。 「カエサルはクレオパトラから強い影響を受けた」という見解で書かれている。 カエサルファンである塩野七生氏の著作と比べて、暗殺される直前のカエサルを、体調不良と職務の疲れでいささか耄…

『フライトプラン』のCMを見て

『バルカン超特急』?

Fate/stay night 第二話

事件に巻きこまれていく緊張感とかは描けていますが、今のところはどうも、作画が良さ目の普通レベルだなあ。

ローゼンメイデン・トロイメント 「手紙」

猫に関してトラウマスイッチが入った真紅はミントさん状態だなあ。 それと、原作をまだ読んでいないという上でですが、アリスゲームは「殺し合い」ではなく、ポイントの稼ぎ比べや宝物探しぐらいにとどめておいたほうが適切だったような気がします。

おねがいマイメロデイ

マイメロの一日。 同じ頭巾がいくつもあるのか!?と思ったら微妙に色身が違うというさらなる捻りが。 自分で鏡を見てかわいいというのかマイメロ。 相変わらずメルヘンキャラと思えないほど酷い目にあっているマイメロ。 勤勉だけど、バクとはまた違った意味で…

ゾイド ジェネシス

勝手タイトル:「無敵団は一人いれば百人いる」 前回の大勝利で討伐軍の参加者が大きく増える。 でもって無敵団再登場。さらにティゼの部下が「無敵兄」であった事が判明......って、ティゼもあの無敵団ノリに突き合わされてきたのか? 戦闘は練度の高い集団…

宇宙戦争

見たのは去年ですが今更。 評価する人の割合もある程度ありましたが、不評の方が多かったこの映画。 実際見てみると「どうしてあんなに不評だったのだろう」と思えてくる。いや不評な理由もわかりはするのですが。 スピルバークは特に意識したわけではないでしょ…

フルメタル・パニック!The Second Raid 第5話「うるわしきシチリア」

前々回と前回の後始末である裏切り者の捕獲。 いつものような、兵士としての任務と学生生活のギャップを、イタリアで敵から必死で逃げながら電話で日本の学校での試験の話をしたりと、いつものようなアクションとギャグを描きながら、同僚にその生活の無理と…

フルメタル・パニック!The Second Raid 第4話「デイライト」

前回の危機からの反撃編。 第一話からそうですが、クレタ人の逸話を使ったアドリブ作戦に代表される脚本面や、具体的な台詞のみならず、特に台詞説明の無いような動きの一つ一つでも、プロ同士の戦いである事が見事に表現されている。

フルメタル・パニック!The Second Raid 第3話「迷宮と竜」

サブタイトルはもちろん『Dungeons & Dragons』で迷宮冒険物的状況を現している。そして迷宮や竜は、地下通路やASのみならず敵の計略の事も現している。 戦闘面は8m程度のサイズであるASの利点を存分に生かしている。やはり市街や施設などの地理的状況を生かす…

フルメタル・パニック!The Second Raid 第2話「水面下の状景」

フルメタTSRについて書き忘れていたので今更。 前回の事件のまとめと、今回の敵の印象的な紹介、いつものごとく学校でのドタバタが描かれつつ、本格的な展開への足場となる話。そういう話でも単なる説明回にはせず、学校でのドタバタと、敵側の顛末で1エピソ…

我が名はネロ

安彦御大による古代ローマのネロ帝を題材にした物語。 ネロといえば、一般的にはキリスト教を弾圧したりした暴君。ある程度歴史を知っていると不相応な地位と責任を押し付けられた気の毒な青年。この物語は後者の見かたで、ネロともう一人ゲルマニア出身の青年…