書籍

空想科学読本4 宇宙で戦うアムロとシャア。展開されるのは、複雑怪奇な密着戦! の 珍理論

前から書くつもりで、なかなか書き上げなかった物を、ようやく書き上げた、『空想科学読本4』の『機動戦士ガンダム』の宇宙空間でのMS戦闘についての、文章。 もちろん、宇宙空間で人型ロボットでわざわざ戦うのは、厳密に科学的に考えるとまずありえないわ…

モンテ・クリスト伯 第二巻

読了。 ダンデスが、ラストでようやくモンテ・クリスト伯を名乗ってくれて、ギロロ伍長から離れられた。モンテ・クリスト伯〈2〉 (岩波文庫)作者: アレクサンドルデュマ,Alexandre Dumas,山内義雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1956/02/25メディア: 文庫…

アウグストゥスの世紀

読了。 アウグストゥスの政治的業績のみならず、同時代、腹心のマエケナスの保護などで栄えた詩等の、文化的隆盛も述べた一冊。 しかし、どうも翻訳がこなれていない感じで、読みにくい。アウグストゥスの世紀 (文庫クセジュ)作者: ピエールグリマル,Pierre …

日本外来哺乳類フィールド図鑑

基本的には写真集なので、流し読み。 日本の環境に野生化して居付いた外来哺乳類としては、アライグマが有名ですが、野生化した犬や猫も含まれるというのは、考えてみれば、古代の事とはいえ海外由来なので、たしかにそう。 あと、「環境への影響」の説明を…

いまこそ知りたい自衛隊のしくみ

半ばほどまで読む。 前から、なんとなく疑問だった、「世界第二位の国防支出」でありながら、「世界第二位の軍事力ではない」、その具体的理由。 「人件費が、全体の45%を占めるほど、やたら高い」「自主開発した兵器を国外に売れず、生産数が少なくなるので…

モンテ・クリスト伯 第二巻

読んでいる途中。 脱獄して、自由になれた開放感と、元の資質と司教の教育が発揮されるところの爽快感、記憶にある人や風景の変わらぬところ、変わった所に様々な感情を抱くところなど、やはり面白い。 しかし、やはりどうしても、ダンデスの姿のイメージが…

モンテ・クリスト伯 第一巻

短縮されていないのを読むのは始めて。 アニメ版『巌窟王』では省略されていた、ダンデス青年の幸福の絶頂から、思わぬ破滅、その背景となったナポレオンの百日政治、司祭との出会いと死別直前まで。 短縮版や、アニメ版との違いは、テキストの長編という媒…

トコトンやさしいプラズマの本

なんとなく読む。トコトンやさしいプラズマの本 (B&Tブックス―今日からモノ知りシリーズ)作者: 山崎耕造出版社/メーカー: 日刊工業新聞社発売日: 2004/07メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (5件) を見る

物語廃藩置県

読了。 日本全国、武士は総失業という惨状だったわけですが、特に戊辰戦争の敗者に回った北国方面は、強制移住など、特に悲惨。たしかにこれでは、その後一世紀以上、戊辰戦争の事を引きずったわけ。物語廃藩置県作者: 高野澄出版社/メーカー: 新人物往来社…

田沼意次の時代

読了。 田沼意次の評価を改めさせると共に、タイトルのごとく、江戸時代の長期平和で社会全体の農商の経済力などが発展して来た時代であったことも述べた、一冊。田沼意次の時代作者: 大石慎三郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1991/12/18メディア: ハー…

ローマ皇帝伝(下)スエトニウス著/国原吉之助著

読了。 訳者も後書きで書いていますが、ネロについては力が入っていますが、ネロ死後の分量が少ないなあ。 それぞれの皇帝のいろいろな出来事について「このような前兆があった」というのが、多数載っていますが、こうしたのは、後から、「このような人物や…

DNAはどこまで人の運命を決めるか

読了。 人間の能力、行動、その他諸々を、DNAがどの程度まで決定付ける要素になりうるかについて、様々な研究について述べた本。 もちろん、種デスのアレに、いいかげん考えたのが丸出しな代物でも、きっちりツッコミを入れるときのための予習。 この本の内…

ローマ皇帝伝(上)スエトニウス著/国原吉之助著

読了 上巻では、神君カエサル、初代アウグストゥス、二代目ティベリウス。 『ローマ人の物語』では好意的に書かれる傾向のある人物たちの、元資料での率直な書かれ方が、面白い。 不品行や悪徳の部分も色々かかれていますが、思うことは、「しかし、同時代の…

空想科学読本3 ビームサーベルとは、どこまで実用的な兵器か? の 珍理論

本題にする「4」のネタではないですが、これもガンダムネタ。 なお、同書に書かれているスペースコロニーについての記事のデタラメさは山本弘氏の『こんなにヘンだぞ!空想科学読本』で徹底批判済み。一口で言えば「スペースコロニーについて書くならオニー…

空想科学読本3 超巨大デス・スターでは要塞内遭難にご注意を! の 珍理論

今更の柳田理科雄ですが、いまだ真に受けておられる方々のために、一筆。 本題は『空想科学読本4』のガンダム話ですが、その前ふり的に、他のところから。 これで著者は、直系120kmのデススターを、「これだけの建造物なら、エレベーターによる移動も大変」…

第二次世界大戦に勝者なし A・C・ウェデマイヤー著/講談社学術文庫

読んだのは春。 米軍のウッデイマイヤー将軍(元アメリカ陸軍作戦企画参謀)の回顧録で、著者の立場での、当時の苦労や、「ああすべきだったのに、政治家たちの無理解で」的な批判などを、いろいろと。 でまあ、チャーチル首相については、指導力や英国的な老…

本棚を整理/アメリカのユダヤ人

古本市で買って、未読のままの、岩波新書などの本も数冊発見。 とりあえず「アメリカのユダヤ人」を読み終える。とりあえず、まともに参考になる内容のもよう。こうした題材の本、怪しげな陰謀妄想本の方が目立つからなあ。アメリカのユダヤ人 (岩波新書)作…

ガンダム・モデル進化論

既に読了していて、今更。 内容的には、ガンダムのみならず、それ以前のプラモ、玩具関連も一通り紹介していています。昔のプラモや元祖のガンプラブームに詳しくない方にはいいでしょう。 それでも『ガンプラ・ジェネレーション』などと比べると、内容は薄…

読了 秦漢帝国

この時期の中国史に関しては、始皇帝から項羽と劉邦の争いまでの時期と、漢末期三国時代との間の知識が無い物で、補うために、読みました。 とりあえず戦国時代の封建制やそうした関係にもとづく主従関係が崩れて、全国統治システムや、官僚としての主従関係…

ジュリアス・シーザー 昨日の件の続き

映画版をYahooオークションで発見したので、とりあえず入札。うまくすれば、再来週には見れるかと。ジュリアス・シーザー [VHS]出版社/メーカー: 日本コロムビア発売日: 1986/02/21メディア: VHSこの商品を含むブログ (1件) を見る

ジュリアス・シーザー

読了。 しかし、実際に演じられているのを見ないと、どうにもピンとこないです。 ビデオ屋を見ても、ハムレットやマクベス、オセロなどのビデオ収録や映画版はあるのですけど、『ジュリアス・シーザー』が見当たらない。 チャールトン・ヘストンがアントニー…

トム・クランシーの原潜解剖

読了。 原子力潜水艦について、詳細を知りたく、読みました。 原子力潜水艦の構造や、乗組員の役割や、訓練、生活のみならず、その戦略、戦術的運用が、「世界秩序の維持」にどのように役に立つかについても解説。 日本では、堂々と詳細には書きづらい、世界…

ローマ経済の考古学

読了。 最後に著者なりの見解のまとめはあるものの、古代ローマの経済の研究について、諸説を紹介し、考古学の研究への貢献を、網羅的に述べているのが、主な内容。 内容は充実していましたが、この本の紹介を元に、さらに、様々な本を読む必要があり。そう…

エマ 第五巻

購入エマ (5) (ビームコミックス)作者: 森薫出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2005/03/31メディア: コミック購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (288件) を見る

カルタゴ人の世界

読了カルタゴ人の世界 (講談社学術文庫)作者: 長谷川博隆出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/03メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る

ローマ経済の考古学

古代ローマ関連の一般向けの本を読んでいて、古代ローマの経済の構造や、推移、良し悪しをどのように判断すればいいか、疑問に思ったのと、内容のおかしな本(最近、本屋で、内容をちらちらとだけ見返した『ローマはなぜ滅んだか (講談社現代新書)』なんて、…

読了 ミステリーの毒を科学する―毒とは何かを知るために

ミステリーの毒を科学する―毒とは何かを知るために (ブルーバックス)作者: 山崎昶出版社/メーカー: 講談社発売日: 1992/05メディア: 新書この商品を含むブログ (3件) を見る

読了 キケロ ヨーロッパの知的伝統

キケロ―ヨーロッパの知的伝統 (岩波新書)作者: 高田康成出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1999/08/20メディア: 新書購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (10件) を見る

ポエニ戦争 ベルナール・コンベ=ファルーヌ著 石川勝二訳

読了。 三度のポエニ戦争の政治、経済的流れを淡々と述べた著作。 著者個人の感想や感情移入、人物中心の著述などを極力さけていて、客観性という点では、よかったです。ただ、あらかじめ、ポエニ戦争の流れや人物等のイメージがないと読みにくいですか。 『…

スクリーンの中の戦争 坂本多加夫

この手の本には、なんでもかんでも政治的意図等を過剰に妄想したりするなど、分析と妄想の区別がついていないものも、しばしばあります。 そのあたりを警戒しつつ第一章を読んでみると、『パールハーバー』を、恋愛ドラマとして駄目、歴史物として駄目、商業…