Fate/stay night 第九話

 ......ええと、アサシン・サーヴァントとして召還された英霊が、佐々木小次郎で、あの容姿で、三木眞一郎氏が声って、「ロケット団の二人には、ホワイトホール、白い明日が待ってるぜ」とツッコミ待ちに見えて仕方がないです。
 そこまでするなら相方も田中敦子@少佐でなく林原めぐみ@ムサシにでも。
 「佐々木小次郎」「ツバメ返し」で、英霊のネームバリリュー効果は、今までで一番高い。
 ただ見ていて面白いのは、剣で戦っているセイバ・アサシンより、派手にスケルトン兵やマジックミサイル、マジックシールド、華麗な空中アクションで戦っているキャスター・ライダー戦で、普通の剣や槍などの戦いを上手く見せ場にできないという問題は相変わらず。
 ランサーの必殺技に続き、ツバメ返しの内容をまた当事者同士の長い解説台詞でしか描けないあたり、アニメ製作スタッフの演出力等の限界が見て取れる。ジョジョのスタンド戦とか参考にできそうな物はいくらでもあるのに。
 セイバーの芸風がセブン・オブ・ナイン。しかし、ジェーンウェイ艦長は凛として、士郎がドクター並ですらないド素人というのは。なんというか、「女性に危険な真似はさせられない。自分が行く」とベテラン女性警官に、多少聞きかじった程度の知識しかない高校生が言い張っているような(あるいは、戦場ボランティアなどの経験がまるで無いのに、博愛気取りで戦場に行って結果的に多大な迷惑をかけるド素人とか)で、作劇意図以上に間抜けに見える。