ゾイド ジェネシス 第47話「決別」
ザイリンはヴォルケーノの一件から離反するかと思っていましたが、それだけで離反するのは動機付けが弱くなると思っていたら、これで離反しないならライバルキャラとしての男がすたるという強烈な出来事「機械兵の正体」を提示。
その機械兵の正体も、ザイリンの故郷での休暇のエピソードやディガルドの物量戦略と結びついた上で描かれたエピソード。本当にこの番組「話の段取り」という点で、物凄くレベルが高い。
目の上の瘤だったソラシティがなくなった事によりジーンの傲慢が極まり、機械兵や再生ゲオルグ、誇大妄想な演説や宣伝ビラなど、ディガルドの悪夢めいた現状の演出が良く出来ていました。たしかにフェルミも愛想を尽かしたくなる。
戦闘では、感情を爆発させたザイリンのヴォルケーノと、ジーンのティラノの対決が見事。アクションもさることながら、ザイリンの怒りを現すような炎と悲しみを表すような雪を同時に出す演出も見事。