ゾイド ジェネシス

勝手タイトル:「ギャレンソードウルフ消滅」
 どうしても倒さなければならない巨大な敵を提示した上での、敵味方の共闘成立話。
 討伐軍側にもガラガやミィがなかなか納得が行かない様子を見せたり、ボーラ少将、ディガルド側の無線通信機普及、機械兵の正体の分析や無線通信の助けをするソラノヒトの存在、本の下巻など今までちりばめられた要素を上手く使って、話を上手くまとめている。
 ただ、この番組全般に言える事ですが、本筋はしっかりしてはいますがヒロイック戦記物として無難で、話の捻りや枝葉の発展性が弱い*1
 共通の敵に団結する話の評価の差。
 トランスフォーマーマイクロン伝説>ターンエーガンダム>>ゾイドジェネシス>>>>>>(デススティンガーのEシールドより強固な越えられない壁)>>>>>>ガンダムSEEDSEED DESTINY
 ゾイドのアクションは充実。波乗りデッドリーコングや、再生ゲオルグ(ラ・カンへの怒りで自我を取り戻すのが皮肉)のバイオトリケラとラ・カンのソードウルフの戦いなど。

 ところで
http://d.hatena.ne.jp/METHIE/20060312
>烏丸所長並に役立たずなラ・カンが橘さんと同じ戦法を取って死んじゃったよ…

 わあ、散々ないい方。......全くそのとおりですけど。
 橘さんなら、周囲にトラブルを撒き散らしても本人は生き残りますが、ラ・カンはやはり死亡でしょう。

*1:似た様な話の『ガリアン』だとマーダルの真の目的に関する話への発展、『エルガイム』だと敵側のミアン・アマンダラ・フラットの三者の愛憎(主人公トリオとの対比にもなっている)と、もう一捻り