Fate/stay night 第六話 魔術師二人(後編)

 身を隠して魔術的な方法で相手を捕らえるライダーのおかげで、はじめてサーバントが強く見えた話。
 しかし事が終わった後にその事を追求されたとはいえ、「治癒力が強力だから」という事にさほど自覚が無い上に、敵味方のサーバントの強さや自分の弱さを既に知っている士郎が、セイバーを戦いに呼ぶのを遠慮するのは、正義感過剰を通り越して間抜けに描かきすぎでは*1*2
 とはいえ士郎と凛の、父との関係に違いによる諍いのシーンなどは、面白かったです。

追記

 考えてみれば、士郎の度がすぎてかえって独善的で周囲に迷惑をかける正義漢の描写と批判というのは、士郎が状況をよく理解していなかったバーサーカー戦とその直後に一まとめにしておけば、問題は無かったような。

*1:凶悪犯罪者に襲われた一般人がプロのボディガードを呼ぶのを遠慮したり、ショッカーの怪人に襲われた立花藤兵衛(滝和也並みの戦力ですらない)が本郷猛に遠慮して呼ぶのを躊躇するぐらい、抜けているのでは......

*2:似た様な性格目的の『仮面ライダー龍騎』の城戸真司のように一人前の戦闘能力があるならまだしも、士郎には戦闘能力も皆無に近いわけで、アーチャーに追求されるまでもなくあまりにも空理空論がすぎる