ローゼンメイデン 第三話

 関西で遅れて放送している分。ここまでは、既にDVDで見ています。
 ミントさん ぷちこな、エレガントなお嬢様が、ナチュラルに尊大にしているだけで、観賞を続ける牽引力になってくれます。
 こういう、特殊な能力や立場のキャラクターと、視聴者の視点を代弁するような普通のキャラクターの二人主人公的な作品の場合、まず特殊なキャラクターの印象や牽引力が重要で、ローゼンメイデンは今のところ成功しています。
 『仮面ライダー響鬼』や『巌窟王』もそういう成功例。
 逆に失敗例は『ウルトラマンネクサス』。あれはウルトラマンに変身する姫矢が、陰気で、アクションでもドラマでもなかなか活躍せず、背景を無駄に出し惜しみして、話全体の無駄な勿体付けとたるさも加わって、視聴の牽引力はまるで駄目で、二人主人公も無駄なだけという代物になっていました。
 それと、話の本筋自体は、今のところ、いたって真っ当な、奇妙な居候の影響による少年の更正物語。今回、更正の出だしが始まりました。