機動戦士ガンダムフリーダム(機動戦士ガンダムSEED DESTINY) 第21話?

 今日の種は、話的には及第点。というか、ステラの置かれた環境や、ネオとの関係を描くのが、遅すぎ。
 しかし、戦術、戦略描写が相変わらず酷いです。

  • ハイネの、戦いになればみんな一緒だから隊長なんていらない発言。上下関係が厳しすぎる状況ならこういう事をいう意味もありますけど、ミネルバの皆さんにそういう問題は全然ないわけで。それに、戦争でなく、野球やサッカーでも、監督やリーダ、統率と連携といったものは重要なはずですけど......
  • ジブリールの思いつき(ええ、ほんとに思いつきという感じで)で、すぐ、オーストラリアの北あたりから、黒海まで、物凄く迅速に駆けつけるように見えてしかたがない、オーブ艦隊。いや、画面に描かれていないところでは、膨大な準備や、航海期間などが費やされているかもしれませんけど、もう少し上手く表現できないものかと。
  • オーブ艦隊が黒海まで到着して、はじめて、オーブ艦隊が地球軍に直接参加した事を知るアスランを筆頭としたミネルバ一行。普通、出向前の準備の時点で、諜報どころか、普通のテレビニュースですら知る事が可能な事はずですけど......
  • 相変わらず、海上戦なのがわかりきっているのに、相変わらずセイバーとインパルス以外、飛行可能な機体を用意しない(準備可能な基地にいるのに)、ミネルバ一行。
  • というか、出撃前にアレだけたくさんいた、ミネルバ隊以外のMSはどこに行ったのです?
  • オーブ側は数が圧倒的に多いのだから、どんなに強くてもたった二機しかいないセイバーとインパルスは適当に足止めして、ミネルバを直接攻撃すればいいような。
  • 基本的には艦載機を運ぶだけが役割で、その艦載機の航続距離も普通に考えれば充分あるはずなのに、わざわざミネルバ陽電子方の射程内にいつづけて、案の定やられかける、オーブの空母。というか、他の艦も、MS隊にまかせておけば、ミネルバの射程内にいる意味はないのでは......

 直接的な内容の問題以外ににも「なぜか話数が前回と同じ第21話」とか「長台詞が多すぎて下手さが露呈してしまった西川ハイネ」、「インパルスが1カット、ストライクに変身」など、製作体制とかはどうなっていると思いたくなる代物。