機動戦士Ζガンダム 第10話 再会


 模型の写真の合成をはじめてみました。とりあえず、軽い練習程度に。
 月からの脱出戦で、実戦には初参加のマラサイに乗った、ジェリドとカクリコンのタッグによる、カミーユとの戦い。時間を取っているのは、もちろん「ロボットアニメ」としての見せ場のためですが、この戦闘や、その他月編での様々な場面での二人のコンビぶりを見せていればこそ、次回のカクリコン戦死によるジェリドの喪失感に、視聴者も感情移入できるわけです。

 また、今回、ミサイル攻撃を先導するための偵察機としてMSVの偵察型ザクが登場。
 MSVの登場は、バンダイ側からの強い要望で、製作スタッフは嫌がっていて、画面出てもぞんざいな扱いが多いです。視聴者側から見ても、旧式の、しかもレア機がぞろぞろ出てくるので、不条理に見えてしまいます。この偵察型ザクにしても、「この時代ならハイザックの偵察仕様とかを使うのじゃないか?」と思わせられます。実際、続編の『ΖΖ』では、頭部をレーダードームにするなどした偵察仕様ハイザックアイザックが登場しています。
 ただ、『ΖΖ』のアイザックの扱いはぞんざいで、偵察機という属性を無視して砂漠のゲリラが使っていたり、宇宙では収集した情報を母艦に戻ってからしか報告できなかったりと、デザイン協力で参加していたモデルグラフィックスのスタッフを落胆させていました。それと比べると、この偵察ザクは、遠隔で情報伝達していて(母艦とともにあまり動き回らないので、レーザー通信でしょう)正しく偵察機の仕事をしています。

 シロッコメッサーラは、顔見世程度ですが、不気味な強敵としての印象付けは、まず上々。百式メガバスーカランチャーは、前作エルガイムのバスターランチャーや、『MSX』のバストライナーやスキウレの影響が大。