特捜戦隊デカレンジャー

 派手な団体戦が売りのエピソードですが、オープニングを見ると、デカレンジャーではイベント編でよく見かける(純粋な脚本の能力の必要性が薄いから?)「脚本 武上純希」の文字が。
 ワースト脚本家の名前を見て嫌な予感がしていたら、的中。

 精神的に小物にすぎない敵(やぐされたドロロ兵長)の、ボスなら引っかかるとも思えない、つまらない騙まし討ちにあっさり引っかかって、やられてしまうボス。
 師匠の遺言を気にして敵に対しての攻撃を躊躇しているうちに被害が広がり、さらにおちこむという、精神的な苦戦描写だけの方が、ずっと適切なはず。もしくは、悪なりに、ボスが一度負けても納得がいくぐらい大物に描くとか。
 その話やキャラクター毎に求められるものを理解しないで、安易にありがちな展開を盛り込むあたり、やっぱり武上センセー(嫌味)。