機動戦士ガンダムZZ 第11話 始動!ダブル・ゼータ

 前回ゴットンがつかまったかと思ったら、早々に脱出。その際イーノを連れ出し、逃避行の途中で分かれるという形で、結果的にイーノの目をとおして視聴者にラビアンローズをはじめて直接見せたり、コアトップを運んで来させたりと、彼のようなサブキャラにも上手く活躍の機会を与えています。
 宇宙に放り出されたゴットンがマシュマーに助けられた際の、素直に喜ぶマジュマーを、前回の本音を棚に上げて感謝するゴットンとのやりとりが、くすりと笑えます。
 ZZの登場と活躍は、新主役メカの定番どおり、旧主役メガか強力な敵の敗れる−>新主役メカが助けにくる−>新主役メカが物凄い戦闘力を発揮してその敵を倒す*1という物。
 なお、ガンダムSEED/SEED DESTINYで批判が結構あり、特にインパルスガンダムでは、明らかにいらないような状況でまでいちいち合体後にしていた、「戦闘中のはずなのに無意味に派手なキメポーズ*2」。これをはじめてしたのはZZガンンダムの合体シーンなんですな......。まあ、インパルスガンダムみたいに、「明らかに省略した方がテンポが良くなったり、状況に即していたりするときでも*3、いちいち合体とキメポーズ」という最悪な事はしていなかったと思いますが......
 あと、前々回からのビーチャとモンドの裏切り。この二人は、自分たちは現実主義的だと言っていますが、シャングリラ組で一番現実的なのは、一番修羅場をくぐったり鍛えられたりたジュドー。しかし、イーノが二人の裏切りを話さなかったからといって、「イーノがかばうような相手は誰か」と考えれば容易に考えつきそうな事を、シャングリラ組だけが気付いて、ブライトなどは気付かないと言うのは、いささか無理があるのでは。

*1:今回のZZは、ハンマハンマのビームを装甲で弾きながら突進、隕石も真っ二つにするビームサーベル

*2:Gガンダムのキメポーズは、あくまでも武術の構えの類なので、該当しないと判断します

*3:代表例、ステラをネオのところに返しにいくとき、オーブでジブリールシャトルを追跡に出撃したとき