ゾイド ジェネシス 第35話「奇襲」

勝手タイトル:「ソウタあれで死亡?」
 ソウタはあれで死亡ですか?ズーリ城内だったから生存していても捕虜になっている描写が出ているはずですから。哀れ、我らが、まじかるザイりんザイリンからライバルキャラの座を奪おうとして果たせずに、新形態の踏み台。
 フェルミ大佐は......レ・ミィが丸焼き卒業したので、新たなネタキャラを目指しているのですか。
 前回からの流れを受けて、ルージの発案と指揮で、敵首都を奇襲という思い切った作戦に。戦略目標が「味方になりうる勢力へのアピール」、戦術目標が「自軍に損害が出ない範囲で奇襲をかけて、アピールになる行動をしたら迅速に撤退」と明確。さらに終盤では、追撃部隊を予想して、ブラストルタイガーサーミックバーストの準備をさせて、待機をさせておく入念さ。
 ただ、ルージを立てるために、ルージが主導権を持ちすぎか。青年ぐらいに見えるビジュアルと声*1ならルージがトップに立っても違和感は無いですが、幼い少年といった容姿などでトップに立たれると違和感がある。ラ・カンを名監督でルージをスター選手というコンビにするぐらいが、適性だと思います。それでも、かつては烏合の衆だった各参加部隊が、戦術戦略理解して見事に連携しているなど、集団全体の成長もきっちり描いている。
 戦闘も、市街地を駆け抜ける主人公側の活躍や、前線に簡単にで出てこないであろうから何時登場するかと思っていたバイオティラノの、怪獣映画の如き活躍など、見所多し。
 対バイオティラノ戦も、単純に火力や装甲が凄いというのでは無く、デッドリーコングと力比べをしながらさらに隠し腕同士でも対決するとか、その状況を利用して後ろに回りこむムラサメライガーに難なく対応するバイオティラノといった、駆け引きが描かれている。
 さらに言えば、今まで攻撃力が低下しているハヤテのブレードが効かない事があっても、ムラサメライガーのブレードが正面から効かなかったのは、バイオティラノが初めてというあたりで、強力さを見せ付けている。
 それとバイオラプターグイ。といは発売されているのに、なかなか登場しなくてどうしたのかと思っていたら、ああいう今後のストーリー展開に密接に関連した登場の仕方ですか。動いていなくても存在感がある。
 ただ、サーミックバーストは、単体でみればそれなりに圧倒的火力をアピールできていても、アニメ一作目のディバイソンのメガロマックスや、『/0』のリノンの火力馬鹿ぶりを思い返すと、物足りない。
 それと渓谷を通過するための「驚くほど」精密な地図。これはひょっとしてロンが提供で、その背後にはソラノヒト?ロンが仮にソラノヒトだとしても、個人的にやっているのか、それとも集団の一員としてやっているのか、まだ不明。(訂正:少し前の話で、協力を取り付けた街からもらったのを、忘れていました)

*1:重戦機エルガイム』のダバ・マイロードとかぐらい