ウルトラマンマックス 第19話 「扉より来たる者」

 今回もまた、「人類は駄目だ」宇宙人ですが*1、それなりに地に足がついた理屈や事情が設定されていて、大分マシ。
 しかし、マックスの昔の敵というのにもっともらしい背景をつけるための物にすぎませんが、細かく考えると引っ掛かりがあるなあ。昔のマックスとウルトラの国、地球以外に、食料供給地や移住先を紹介しなかったのか?もし、そうしていなかったら、そりゃあ今回の敵、見境のない侵略者というわけでもなかったのだから、恨むのも当然。
 話は、そのまんま『スターゲイト』。
 『帰マン』最終回のような夢による前振りの上での、武者像風の怪獣のデザインと、戦いはよかったです。
 天王寺ボード理事長モロボシ・ダンの出番は、あの程度で過不足なしでしょう。できれば、超人的な記憶力を披露したところで「ミラクルマン」と誰かに言わせるとか、マイティジャックネタで「弾超七」という名前にするとかいった小ネタが、もう少しあってもよかったかもしれませんが。

*1:平成セブンあたりから、コスモスを経て、近年のウルトラでやたら見られる、このパターン、高尚に見えるどころか、話を考える上での思考停止でしかない