重戦機エルガイム第23話「ゼネラル クロソ

 最近、エルガイムを見返しています。
 昨日の種デスで、ラクスが「彼女は偽物。議長のいう事を信じないように」というのをやたら勿体つけて言ったのに対し、ミネルバに助けられた一般人が「実際に我々を助けてくれた、ザフトミネルバの方が信用できる」といい、レイが「本物か偽物かなど関係ない」と言っていたのを、本来は否定的に描かれているはずが、キラやラクスの行動や考えの電波っぷりに、「むしろ実際に働いているザフトや議長の方が支持されて当然だよなあ」と思えてしまえた、その翌日に、たまたま観賞した話。

 反ポセイダル勢力の街にやってきた、主人公ダバたちは、時を同じくしてその街にやって来た、反乱軍の英雄クロソ将軍と出会う。
 ところが、本物のクロソ将軍は既に死んでいて、そのクロソ将軍は報酬目当ての正規軍のスパイだった。
 ダバはその事実を知るが、それを告発しようとせず、逆に、偽クロソに「本物になれ」と檄を飛ばす。

 そこに宿敵ネイの街への攻撃が始まる。自分を本物と信じて団結する反乱軍や、ダバの檄に心を動かされたクロソは、反乱軍を指導する。
 それに対し、ネイはクロソが偽物であることを街中に暴露するが、ダバの「彼は本物だ」という反論アピールと、懸命に戦う偽クロソの姿を見た反乱軍は、本物と信じて士気を高めて戦い、ネイたちを撃退する。

 結果として、偽クロソは、小悪党では無く英雄としての誇りをもって戦死する。

 戦い終わって、街から去るダバと仲間たちの会話。
アム:「あの人、本当にクロソ将軍だったの?」
ダバ:「そんなこと、どうでもいいだろう」
キャオ:「気持ち悪くないのか?わからなくて」
ダバ:「本物だ。なあ、リリス
リリス:(うなづく)

 本物か偽者かよりも、実際に何をしたかの方が重要という話。