トランスフォーマースーパーリンク 最終回

 ガルバトロン様はバルンガのごとく太陽になられました。

 でまあ、悪くはないのですけど、ほんの二日前に、「みんなの力を集めて希望の未来を切り開く」というストーリーではほぼ最高の完成度の『SDガンダムフォース 第51話 大決戦!ジェネラルvsみんな」を見てしまったために、大きく見劣りして見えてしまいます。

 それと、一年通じての問題ですが、キッカーとロードバスターの問題や、コンボイとロディマスの対立など、ドラマ的においしい要素が(打ち切り対策なのか)2クール目ラストで収束してしまい、3クール目移行、それに匹敵するドラマ展開を牽引する要素に恵まれなかったのも痛いです。
 また、3クール目、イベント的部分では「ユニクロン復活」「巨大化」を、ドラマ的にも同じ様な事(例外はシックスショットがらみの部分)を繰り返していて、見ていて飽きたり、話にあまり広がりを感じられなかったりという問題もありました。

 個々のキャラクターも4クール目以降は、シーンごとの台詞やアクションなど強化され、それはそれで楽しませてはくれましたが、やはり長期的ドラマ的展開としては、2クール目ラストで収束してしまっているので、ぱっとせず。
 ガルバトロン様も、「乱暴者で部下思い」以上の魅力を出せていませんでしたし。力を信望する覇王としては、『マイクロン伝説』でメガトロン様だった頃や、『SDガンダムフォース』の騎馬王丸とくらべると、どうにもキャラもドラマも弱いです。

 悪くはないのですけど、前作『マイクロン伝説』や、競合作の『SDガンダムフォース』と比べると、見劣りします。