名探偵ホームズ

 朝に再放送が始まったので、観賞。第一話は録画に失敗して見れなかったものの、今日の第二話は成功。
 で、ついついホームズの半世紀後の同じイギリスを舞台にした『名探偵ポワロとマープル』と比べて思うのは、キャラの動きや会話の面白さが、全然違う。いかに『名探偵ポワロとマープル』の方が貧相かがよくわかります。

 例えば、冒頭で、雑然としたアジトで新聞記事を見て、机の上のものを乱暴に払いのけて、即座に計画を立てだすモリアーティ教授。これで、彼の性格を的確に現している。他にも、ベーカー街にやってきたワトソンのやる事なすこと。ハドソン夫人の可憐さと美しさ。ホームズとワトソンの積極的な会話や、内容の面白さ。
 いかにもアニメ的な大げさなアクションだけでなく、ホームズが犯人を待ち受けて寝転んでいるだけのシーンでも、耳などの細かい動きをちゃんと見せている。

 このアニメのワトソンの会話やリアクションの豊富さと比べると、『名探偵ポワロとマープル』のヘイスティングスとメイベルが案山子並の存在感しかない事が、あらためてわかりました。