ゾイド ジェネシス 第43話 「鍵」

勝手タイトル:「ルージ逃げて〜、ミィ様に殺される〜」

 最終クールで予想通り、ギルドラゴン争奪戦になりそうですが、普通なら単独で戦局を覆す強力兵器として描きそうなところを......

 ディガルド側は、「質より数、みつからないなら、特にいらない」
 討伐軍側は、「バラッツに搭載しても使える、大量のリーオ弾の輸送用」

 巨大兵器すらあくまで生産や輸送の観点から見て、ドズル中将の格言「戦いは数だよ」にここまで忠実な戦記物アニメ、そうそうない。

 ソウタの「特別」とか、コトナの真名とか、さりげなかった伏線も完璧に回収。
 こだわる視聴者は疑問に思っていた「貴重品のリーオ製なのに消耗品状態のバンブリアンのミサイル補給」の問題も、さりげなく説明。ラ・カンがロンの正体に気付いた原因はこれだよなあ。

マクベス

 オーソン・ウェルズ版。
 魔女の予言に惹かれ、王殺しの誘惑にかられつつ、良心やリスクの事を考え躊躇し、妻に促されて葛藤するマクベスオーソン・ウェルズ)を見ていると......まるで、雑誌誌の商品紹介を見て店まで来たものの、財布の中身などを考えて躊躇し、付き添いに速く買ってしまえと言われ、結局買ってしまうという、「買う買わない葛藤」みたいだなあ。