ゼーガペイン第7話「迷える魂」

 衝撃の真実を知ったキョウですが、近年ありがちなパターンでただ鬱屈するのではなく、空元気だけでも発揮しようとするのはいいです。まあ結局は鬱屈しているのですが。
 バックアップデータということで、単なる仮想世界云々だけでなく、自己の同一性の問題まで考えて鬱屈するキョウ。
 現実世界の方にキョウたちが出ている状態についての疑問ですが、人格などが量子コンピュータに保存されているというのなら、実体化しているのはマスターに対するコピーで、実体化したコピーが破壊されてもマスターデータに損害はいかないと思うのですが、このあたりはどう理屈がつくのでしょうか。『スタートレック ボイジャー』のホログラム・ドクターも立体映像のドクターがボイジャーから遠方に出かけると、ドクターそのものがボイジャーから離れているし、立体映像のドクターのダメージイコールドクターそのもののダメージという扱いでした。まあ負傷や死の危険性が普通の人間と同程度に無いと話が作りにくいという都合はわかりますが。
 あと人類は死滅しているのに、建物とかは原形は残している程度のダメージ。致死性のウィルスでもばらまかれたのでしょうか。