交響詩篇エウレカセブン商品展開の今後

 いまさらながら9/14の記事。
http://d.hatena.ne.jp/MSA-011Ext/20050914
 今後は、かなり縮小方向との事。
 私個人の番組の出来の評価は、中ぐらい。
 数歩譲って、メカの活躍や、爽快感のあるドラマが少ない事を許容しても、どうも当初の期待ほどではない。
 シーン単位、あるいは一話単位ではいいのですし、そこで高く評価する人が多いのもわかりますが、全体がなっていない。半ばまでいたって、レントンの目的が「エウレカに子供じみた一目ぼれ」という薄い物一つしかないので、それに感情移入できないと、ドラマに乗れない。
 主人公チームの目的も、酷く不明確。しかも、背景世界世界の説明描写が、場当たり的。話が進展するにつれて、視聴者の視点を代弁する主人公の視野が広まり、ドラマ上の目的意識が大きくなっていき、背景世界への理解も広がって行くというのを上手くやっている『ゾイド ジェネシス』とは大違い。
 そうした物語の牽引ベクトルの希薄な状態で、「情けないホランド等」「反戦運動等のヒッピーコミュニティーがモチーフのようではあるが、率直に言って、場当たり的でチンピラじみた犯罪者集団(自衛以外の無用な行為や、殺人も多数)にしか見えない月光号」「そんな状況で戦場での生き死にとか語る」とか、嫌描写を延々されても(しかもシーン単位での描写力は高い)、見る気がますますなくなるだけで。
 前回はレントンエウレカがようやく再会できて、良かった良かったという話で、この話だけ見る分にはいいのですけど、「で、犯罪者集団月光号の目的は何?それにレントン、”エルレカがいるから”だけで付き合いつづけるの?」と考えると、やはり、乗れない。