蒼き流星SPTレイズナー ACT-III 刻印2000

 本放送当時、ロボットアニメブームの終息と、スポンサーのサンヨーの自社製品のトラブルによる自粛のダブルパンチで、いきなり数話分飛ばして最終回が放送された『蒼き流星SPTレイズナー』の、本来のストーリー展開に沿って作り直された真の完結編。
 昔、見たか見てないか記憶が曖昧でしたが、ふと気が向いて、観賞。
 これが無いと、特にル・カイン関連のドラマの肝心な部分が無いことになります。父殺しを正当化するために、エリート主義を掲げ、それゆえに地球人でも差別せず重用する。その裏でジュリアに弱音を見せたりする。そして、土壇場で、自分が重用したロアンに裏切られても、憎みきれず自嘲的な態度をとり、裏切ったロアンの側も心情的にはル・カインに恩義や後ろめたさを感じている。