フタコイ オルタナティブ

 この番組、無茶苦茶やっているようで、起承転結も、各種伏線も、いたってきっちり整っています。
 しかし、今回の話は、どうもいただけない。
 これまでの問題はあくまで、彼女を持っていった青年は社会的地位も人格も一級であり、しがない私立探偵に過ぎない主人公が、どう彼女対する価値を示す事ができるかという物。
 それが今回、障害が「悪の秘密結社の陰謀」という、直接的な戦闘能力では強力でも、社会的地位や人格といったハードルはゼロで、悪党だから倒されて当然という、簡単な障害にすり変わっている。
 このあたり、無難に終わらせるために、逃げたなあという事で、残念です。