仮面ライダー剣

 剣崎が自らを犠牲にして、バトルファイトを無期限継続状態にして、世界と始を同時に救う。愛し合う友情で結ばれた二人だからこそ、遠く離れなけらばならないという、切ない終わり方。
 普通なら問題の無いはずの話のはずなのですけど、「ギラファを封印する前に嶋(タランチュラ)をリモートで開放して無期継続状態にする」という方法もあったわけですし、前回実際に作中でその方法を今更試していたわけで、どうも、作中登場人物の大馬鹿な判断ミスの尻拭いをしているだけにしか見えず、どうも釈然としませんでした。
 やはり大馬鹿なやられ方をしたモロボシ理事長(わざわざライダー全員にタコ殴りにされに来て死亡)といい、他にも、「所属組織壊滅後も、給料が振り込まれていたのに、どこから振り込まれているのか深く考えない剣崎たち」など、長期的、俯瞰的視野にたった思慮が、登場人物ことごとくに欠けているのが、この番組の大きな問題でした。

 一年通してのメインヒロインは、二番手が幼女、一番手がムッコロスさん。ううむ。

余談
 橘がダークローチの大軍につっこむ前、一度反対方向にターンしたとき、「ダディ、まさかここまま引き返して、最終回になってまでヘタレ振りを晒すのか?」と、一瞬心配してしまいました。