魔法先生ネギま!。

 パンツネタと脱衣ネタが制限されている苦しい事情を考慮してもなお、誉めどころなし。
 オープニングが露骨に手抜き(師匠やロボも含めて同じ笑顔でビーチバレーをしているシーンなんて、単調を通り越して、不気味)、作画もぱっとせず、彩色もおかしく、歩いているシーンなどでも縮小効果を使っている事が露骨。
 ストーリーの方も、ネギ視点から明日菜視点になっているものの、原作の「イギリスの少年魔法使いが、いきなり、日本の学校の先生になる」という第一話から、ありきたりな話になってしまっていて、つかみが弱くなっている。
 原作はアクションシーンも意外と多く、案外上手いのに、先に挙げた諸々の問題や、階段から落ちるのを助けるシーンの凡庸さから見ると、これも全く期待できなさそう。

 対象視聴者層が被る『スクールランブル』や『月詠』とくらべると、お話にならないほどの、出来の悪さ。