特捜戦隊デカレンジャー

　老刑事が、個人的な復讐で犯人を殺害して回るのを、ジャスミンが止めようとし、「刑事の仕事は真実を突き止める事」と言う話なのですが......

　毎回、犯人を現場で死刑執行している上に、しかも怒りにまかせてやる事もあり、今回もジャスミンがその通りの事をしているデカレンジャーで、こういう話をされても、説得力ないのですけど。
　第一、こんなに簡単にぼろを出す犯人を、どうして過去の事件の時に逮捕できなかった？

　同じ警察戦隊で、戦闘はあくまで犯人の圧縮冷凍逮捕のためだった、『未来戦隊タイムレンジャー』の時の、ユウリの家族の殺害犯の話と比べて、破綻が甚だしい話。

　もしやと思って録画していたオープニングを見返すと......ああ、同じ様に酷かった前回と同じ、また武上純希脚本。武上氏、前回、今回ともに、デカレンジャーの独自の設定をまるで考慮しないで、既存の刑事物の話をなぞっているだけの、相変わらずの酷い仕事ぶり。

　以前は、私的に、グダグダな「剣」に対して「デカレンジャー」は引っかかりも無く楽しめる番組に位置付けできていたのが、ここしばらくは逆転しています。