鉄人28号

24話「生きていた敷島」
 「ニコポンスキーの正体は、どうせ敷島博士でしょう」という視聴者の容易な予想を逆手に取った、意外な正体。なおかつ、これまでの話で、いつの間にか妙に正太郎に親身になっているクロロホルムなど、それを納得させる伏線はちゃんと張られているので理不尽感はなく、素直に感嘆させられました。
 『名探偵ポワロとマープル』などより、ずっと、ミステリーの作劇という物を理解しています。
 あとは、敷島博士がなぜ、こんなにややこしい事をしていたのか、納得の行く理由を提示できるかが問題。